ごあいさつ

元気で生きるために役立つことを何か一つでも届けたい

みなさん、こんにちは。NPO法人リウマチ性疾患に全人的医療で取り組むJ-ネットワークの理事長 橋本淳です。私は、医師として骨と関節の病気を専門に診療をしています。
このNPO法人では、手や足や体を動かすことが自由にできず、いろいろな生活の上で支障をきたしている方、またその予防が必要な方に、医学や健康の情報と情報交換の場を提供します。子育て中の方が、手足や体が不自由であっても楽しんで育児ができるように、また人生100年時代に移動や生活動作が不自由なく一度きりの人生を楽しめるようにするための情報提供です。
そしてこの活動を通して、手足や体が不自由になる病気による心身の苦痛を緩和し、自分らしく生きることのできる社会をつくることを目指します。
元気で生きるために役立つことを、何か一つでも見つけていただけたらうれしく思います。

なぜ、今?

いま、人生100年時代への変化や、医学や科学の進歩が急速な中で、私はひとつの問題を感じています。それは、医学の進歩でいろいろとできるようになっていることを、患者さんにお伝えすることが間に合わないという問題です。市民公開講座などでがんばってお伝えしようとしていますが、なかなか追いつきません。
そこで、このNPO法人では、進歩・変化する医学の情報をわかりやすくさまざまな形で提供することにチャレンジします。最大のこだわりは「専門用語を使わない」です。どうしても専門用語を使わないといけない場合は、がんばってわかりやすい説明をつけます。

「専門用語を使わない」にこだわります!

リウマチ性疾患、全人的医療がそもそも専門用語では?
そうなんです、法人名に専門用語を入れてしまっていました。
専門用語はこの二つだけで終わらせたいと思いますので、どうぞお許しください。
「リウマチ性疾患」は痛みのために手や足や体を動かすことがスムーズに自由にできなくなるいろんな病気をひっくるめた言葉です。筋肉が弱くなった方も、関節がぐらつく方も、関節が腫れる方も、痛みや身体の不自由が生じます。こんなふうに、原因もいろいろひっくるめた言葉です。つまり、「このNPO法人は若い方から高齢の方まで広く、手や足や体を動かすことにお困りのすべての方のために役立ちたい」という意味です。
「全人的医療」は、「病気だけを治すのではなく、病気で苦しむ人を治す」のですよという説明がよくされます。一つの悪い箇所や病気だけを治そうとしても元気にならないことはよくあります。病気で苦しむ方の、こころ・からだ・生活環境を含め全体をみて考えましょうね、あるいは人生全体をみて考えましょうねという医療の考え方です。ちょっとうれしいですよね。
皆さんの体の機能に関する不安に耳を傾けつつ情報提供に取り組んでゆきます。

  団体プロフィール

名 称 : NPO法人リウマチ性疾患に全人的医療で取り組むJ-ネットワーク

所在地 : 〒586-0008 大阪府河内長野市木戸東町2番1号

 正会員一覧

理事長
橋本 淳
樫本病院 骨粗しょう症リウマチセンター長・疾病予防教育センター長
理事
大島 至郎
大阪南医療センター 臨床研究部長
理事
辻 成佳
日本生命病院 リハビリテーション科部長・乾癬センター・整形外科
理事
平尾 眞
大阪南医療センター 骨・運動器疾患センター部長
理事
辻 聡一郎
辻内科医院 院長
理事
須賀 勇和
管理栄養士
理事
宇田川 周子
大阪大谷大学薬学部 准教授
監事
坪井 秀規
大阪ろうさい病院 リウマチ科部長
監事
吉田 祐志
内科吉田クリニック 院長
幹事
蛯名 耕介
大阪大学整形外科 准教授
幹事
吉村 麻衣子
大阪南医療センター リウマチ・膠原病科 医師
幹事
礒田 健太郎
いそだリウマチ・糖尿病内科 院長
幹事
岡本 紀代香
大阪南医療センター リウマチケア看護師