はじめに
今、あなたは90歳、100歳になっても歩けていると思えるだけの量を1日に歩いていますか?「〇月〇日 XXXX歩」と「歩数の一行日記」を習慣づけて、身体機能の貯蓄(貯身)を見えるようにすることで少なくとも3つの利益があることを【11】のブログでお話いたしました。
① 今の身体活動量、身体機能がわかる
② ノートを見返すことで歩数減少に気づく
③ あなたにとっての歩きすぎがわかる
の3つです。
実は、もう一つ大きなおまけがついてきます。
「こころが前向きになる」というおまけです。
歩数の少なかった日の記録があなたを救います
私が「歩数の一行日記」をお勧めした方の歩数記録簿を見せていただくと、ところどころ記載がないということがあります。話をきくと雨で1日外出しなかった、万歩計を持ち忘れたなどの理由があります。実はその歩数の少ない日の記録が大切です。1日中家にいてほとんど歩かなかった日の歩数や、万歩計つけ忘れてカウントが少なかった日の歩数を記録することで、そんなことがあったのだという事実が記録されます。その記録を後で見返しますと、1日中屋内にいてもできるだけ歩こうとか、万歩計をつけ忘れないようにしようと思う機会につながるかもしれません。しかし、記載しなければそのまま忘れ去るだけで、あなたによいことが起こることはありません。事実の記載はあなたを救うチャンスを開く扉です。
少なかった歩数の「告白」があなたを元気にします
少なかった歩数をなかったことにしたい、見せたくないと思うのは人間です。想像してみてください。小学校の時にテストで0点とか5点とかだと、家に帰って母親にみせたくない、ゴミ箱に捨ててしまいたいと思う気持ちになりますよね。隠す気持ちはなくても見せないでいるとなにか引っかかるものが残り、こころはマイナスの方向に引っ張られてしまいます。その時に思い切って母親に見せれば、後ろめたい気持ちがなくなり、こころは元気になることがあります。そして思いっきり遊びに行けたりします。
隠してしまいたいと感じるほどの歩数でも告白することで、こころがすっきりし元気になれます。
まとめ
「歩数の一行日記」は歩数の少なかった日も正直に記載することが大切です。
次回は、「どうして歩数が減るの?」のお話です。